12/5に閉会しました臨時国会で、請願を1件提出しています。
請願権とは、参政権の一つで国民にとってとても意義のあるものです。
紹介議員1名以上で請願を提出することができます。
◆参考/請願の提出:参議院
*余談*
請願は、地方議会へも提出をすることができます。
請願は、紹介議員1名以上が必要なのですが、もし紹介議員を探せない場合、「陳情」という形で提出をすることができます。
請願と陳情だとその後の流れが異なります。特に地方議会の場合は、議会によって扱いが全く異なります。
請願・陳情は、国民の権利であり、国民市民の声を直接届けることができる重要な仕組みです。また提出も比較的容易にできますし、自ら出した請願・陳情がどのように審議されていくのかを見ることで、政治への関心がより高まったり、議会のリアルな状況を見ることもできます。
例えばゴミ袋有料化の撤廃・集配時間の見直しや土曜日保育の拡充、小学校進学時に必要な持ち物準備を減らす(学校で用意してもらうものを増やして負担を減らす)、公園の木や雑草の整備、道路の段差をなくす、など、地方議会への請願・陳情は身近なテーマで出すことができますので、日々の生活で困っていることや気になったことについて、些細なことでも良いので一度形にして見ると良いのではないかと思います。
自治体によっては陳情でも、希望者には審議される委員会で発言や議員からの質問を受けることができます。
行政サービスは「こういうものだ」と受け入れてしまう方が多い印象がありますが、そもそも私たちが納めている税金で行われるものですし、「住民自治」の観点からも、声を上げていくことはとても大事なことだと思います。ひとつひとつの声が議員の襟を正し、緊張感を生み、議会の質を向上させることにも繋がるのでは無いかと私は思っています。
話を戻します。
今回提出した請願はこちらです。↓↓↓
レジ袋有料化は、令和2年7月1日より開始されました。
◆プラスチック製買物袋の有料化 ~2020年7月1日スタート~
https://www.meti.go.jp/policy/recycle/plasticbag/document/session_document.pdf
しかしながら、様々な異論、反対意見が噴出し、議論が起こっています。
例えば、清水化学工業株式会社のHPにはこんな記載があります。
”容積ベースではポリ袋は海洋プラごみのわずか0.3%なのに、現在象徴的に非難されています。”
中部大学の武田邦彦教授が、レジ袋有料化について持論をお話しになっています。
”レジ袋や自動車のバンパーは「石油を有効に使い、資源を大切にすることができる代表的な製品」であり、それに対して買い物袋などは貴重なポリエステルを使うので、「できるだけ使わないようにする」のが科学の合理性のある使い方です。”
小泉環境大臣の発言も話題になりました。
本請願は経済産業委員会へ付託され、先日、請願審査結果を請願課より連絡頂きました。
参議院HPにも記載されておりますので、ご紹介いたします。
今回の請願は「審査未了」となりました。
理事会での審議は会議録など公開していないとのことで、委員会ご担当の方へ直接伺ったところ、どの会派代表議員も「保留」という意志を示されたとのことでした。
結果はあまり前向きなものではありませんでしたが、審議がなされたことでまた一つ、国民の声を届けることに繋がりました。
請願への対応は今後も真摯に取り組んでいきたいと思います。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。