村上ゆかりの日記 (浜田聡参議院議員秘書)

浜田聡参議院議員公設秘書。事務所のお仕事で調査した資料などをご紹介。

【調査資料】車検シール無しの自動車等の現状のチェック体制は?(国土交通省からの回答)

 

浜田議員の指示を受けて、国土交通省及び警察庁に下記質問を送りました。

 

【質問内容】

車検シールが貼られていない自動車等について

Instagram等、SNS上で、車検シールが貼られていない自動車が公道を走っている様子が映っているという相談が事務所宛に来ています。

①車検シールの無い自動車の取り締まりについて、現状の対応方針や取り組み状況を伺いたいです。

②上記の相談のような実態がどの程度あるのか、調査資料などはありますでしょうか。あれば頂きたいです。

③上記相談はクルド人に関する情報提供でしたが、クルド人を含めた外国人が運転する自動車が特にこのような問題が多いのか、最近増えている等の傾向があるのかどうかが知りたいです。(そのような相談が増えているのかどうかなども含め、分かる範囲で)

 

警察庁からの回答はまだ来ていませんが、国土交通省よりお電話で回答を頂きましたのでご紹介します。

 

【回答】

▼車検シールの無い自動車の取り締まりについて、現状の対応方針や取り組み状況

国交省回答/

車検シールの無い自動車の取り締まりについてはとても重要だと認識している。

具体的な取組みについては、警察と連携し行っている街頭検査がある。国民からの情報提供や警察の情報を踏まえてランダムで実施し、無車検車両、違反車両等の検査及び指導をしている。街頭検査について、1台ずつ停めて実施しているが、全ての車両を停めるのは困難なので、車両を停めて検査している際に通り過ぎる車両についてはナンバーを読み取るカメラを設置し、車両ナンバーを撮影して、後日国交省にて撮影した車両ナンバーが車検切れかどうかチェックしている。

 

▼上記ポストのような実態がどの程度あるのか、調査資料などはあるか。

国交省回答/

先に回答した街頭検査において、自動読み取り装置で読み取り検査を実施した台数は、令和5年度は19万台。(うち、車を停めて検査した台数も含まれている。)このうち、無車検車両は217台であった。検査実施台数などは現在公表されていない。

検査を実施した台数は増加傾向で、無車検車両も検査実施台数に伴い増えているが、無車検車両の割合は概ね0.12%くらいで横ばいに推移している。

 

※街頭検査について

国交省が実施し、警察庁に協力してもらっている。検査場所等は警察庁と相談して決める。無車検車両の検査が主ではなく、不正改造していないかを主に検査し、無車検車両がないかどうかも併せて検査する。無車検車両よりは不正改造のほうが台数が多い。検査を実施するためのカメラの台数が限られており、全国各県の運輸局で持ち回りでやっている。カメラの台数について、各ブロック(全国に10ブロック)1台~2台ずつ置かれている。足りない為追加購入できるように予算要求しており、少しずつ増やしている。

 

クルド人を含めた外国人が運転する自動車が特にこのような問題が多いのか、最近増えている等の傾向があるのかどうか

国交省回答/

外国人が多いかどうか、街頭検査では属性まで集計していないため分からない。

SNS上で外国人の無車検車両(正確には、車検シールが貼られていない車両)が公開されているのは承知しているが、SNSの情報だけだと対応が難しい。

無車検車両と疑われる車両が公道を走っている場合、国交省のHPにある通報窓口に通報してほしい。

 

※通報先

www.mlit.go.jp

 

通報を行った場合、まず車検登録があるかどうか車両ナンバーで調査し、その後車検登録があってもなくても、国交省より所有者宛にハガキを送付している。

車検登録があった場合、車検シールを貼るようにという案内のハガキを、

無車検の場合、速やかに車検を実施しシールを貼るように案内するハガキを送る。

通報された情報について、警察と連携はしていないため、警察庁にも同様に情報提供、通報をしてほしい。

ハガキ送付後、当該車両が案内通り車検を受けたかどうかまではチェックできていない。

 

警察庁の回答が決ましたら、追ってお知らせします。