▼内閣府資料/休眠預金活用制度について
https://www8.cao.go.jp/kyumin_yokin/seido/setsumei.pdf





休眠預金活用事業で、利益相反の事案等が発生しました。
2021-2022年度休眠預金活用制度における助成事業の実行団体の選定取消また全額返金請求について - たすけあう栃木づくり
休眠預金活用事業については様々に情報提供を受けます。
これを受けて浜田聡事務所より内閣府へ、休眠預金活用事業についてこれまでに生じた不正利用を質問したところ、内閣府よりJANPIA(資金分配団体の選定などを行う、指定活用団体)に対して直接確認をされたようです。
【内閣府からの回答】
JANPIAに確認したところ、これまでに生じた不正については、以下の2件となっております。
実行団体における助成金の不正利用について
https://www.janpia.or.jp/other/news/news/news_20240722.html
資金分配団体による実行団体選定における利益相反事案について
https://www.janpia.or.jp/other/news/press/press_20240725.html
処分内容については、上記リンク先に記載されていますので、ご確認いただければと思います。なお、利益相反関係の不正は、2件目が該当します。
2件しか今まで不正は起きていないとの認識とのことでした。また利益相反に当たるのは下段のみとのこと、、、。
浜田聡事務所より、リンク先の内容について、いくつか追加質問させて頂きました。
【追加質問内容】
①https://www.janpia.or.jp/other/news/news/news_20240722.html
上記について、原因の特定及び再発防止策はございますでしょうか。
②https://www.janpia.or.jp/other/news/press/press_20240725.html
上記の再発防止策には「利益相反ルールの周知徹底」とありますが、ルールの不周知を原因として特定されたという事でよろしいでしょうか。
またこれ以外の原因、及び再発防止策の予定、検討はありますでしょうか。
③①については、不正利用について匿名の通報者がいるという情報が事務所に来ていますが、これが事実かどうかわかりますか。また、通報内容によると不正利用を隠ぺいする動きが資金分配団体にあったという指摘があったという情報も当事務所に寄せられていますがこのあたりの事実確認はされていますか。
④①について、当該資金分配団体の選定時の審査が適正ではなかったのではないかとの指摘が当事務所に寄せられていますが、詳細を伺う事は可能でしょうか。
⑤不正事案を受けて、資金分配団体の審査基準(例えば、利益相反関係にないかどうかのチェックをルール化する等)や、資金分配団体の選定そのものを見直す必要性について見解を伺いたいです。
先日内閣府より回答がありました。今回もJANPIAへ直接確認した回答との事でした。
【回答】
ご質問について、JANPIAに確認したところ、以下のとおりです。
①https://www.janpia.or.jp/other/news/news/news_20240722.html
上記について、原因の特定及び再発防止策はございますでしょうか。
→上記の件については、本案件の資金分配団体であるとちぎボランティアネットワークにおいて「改めて当該実行団体選定から契約終了、現在までの状況を振り返り、発生の原因、どのような点に留意すれば再発防止につながるかなど十分に精査を行い、休眠預金活用事業の指定活用団体であるJANPIAにも報告」することとしており、JANPIAとしては、資金分配団体による実行団体の適切な監督が図られるよう、資金分配団体による事業進捗や資金管理等の状況の定期的な把握の徹底について、現在の全ての資金分配団体に対し、研修等の機会を通じて順次要請を行っているところです。今後も、再発防止策として、資金分配団体のPO向けの研修や、全ての資金分配団体・実行団体を集めた説明会等の機会を通じて、周知徹底を図っていくこととしています。
≪感想≫
研修や説明会等の機会を通じて周知徹底を図れば再発防止策になると考えているようです。本気でしょうか。
②https://www.janpia.or.jp/other/news/press/press_20240725.html
上記の再発防止策には「利益相反ルールの周知徹底」とありますが、ルールの不周知を原因として特定されたという事でよろしいでしょうか。
またこれ以外の原因、及び再発防止策の予定、検討はありますでしょうか。
→休眠預金等活用制度における利益相反ルールについては、JANPIAにおいて、従前から資金分配団体に対する周知を行っていましたが、本案件の資金分配団体である京都地域創造基金においては、本案件の実行団体の選定に当たって、役員の兼職状態を把握していたものの同財団の定款で定められた利益相反に関する手続きを行なったことに留まり、JANPIAとの資金提供契約書及び実行団体の公募要領にて定められた「弊財団と選定申請団体との役員の兼職は不可」 ということを認識せず、申請を受理し選定を進めていました。
このことを踏まえ、JANPIAにおいては、休眠預金等活用制度における利益相反ルールが現行のものとなっている趣旨や、本ルールが透明性・公正性を確保した事業運営のために必要不可欠なものであることへの理解浸透を図るべく、説明会や研修等の機会を通じて、関係者に更なる周知徹底を行うなどの取組を進めていくとともに、本ルール通りに実行団体選定が行われているかどうかについて定期的に点検を行うこととしています。
≪感想≫
具体的な点検内容が知りたいですね、、、まさに点検の手法や内容こそ、再発防止策につながるのではないかと思いますが、、、、
③①については、不正利用について匿名の通報者がいるという情報が事務所に来ていますが、これが事実かどうかわかりますか。
また、通報内容によると不正利用を隠ぺいする動きが資金分配団体にあったという指摘があったという情報も当事務所に寄せられていますがこのあたりの事実確認はされていますか。
→ご指摘の「匿名の通報者」に関するご質問については、通報者の保護の観点から、通報の有無を含めて、当室からは回答を差し控えさせていただきますが、本案件の資金分配団体であるとちぎボランティアネットワークから「2023年10月、当会に当該団体について不正の疑いについて外部関係者からの告発を受け調査を実施したところ、領収証の偽造等の疑いが明らかとなったことから、事業の選定取消が妥当と判断、本年4月に契約解除等に関する通知を行い、所定の手続きを経て選定取消の措置を講じました」と公表されており、ここに記載された経緯は、JANPIAによる調査においても確認しておりますが、ご指摘のような「不正利用を隠ぺいする動き」は確認しておりません。
④①について、当該資金分配団体の選定時の審査が適正ではなかったのではないかとの指摘が当事務所に寄せられていますが、詳細を伺う事は可能でしょうか。
→ご質問のご趣旨が、資金分配団体による実行団体の選定プロセスに関するご指摘という前提での回答となりますが、当該資金分配団体による実行団体の選定審査については、第三者により構成される審査会議を経るなど所定の手続を経て行われたことが当該資金分配団体から公表されており、JANPIAにおいても資金分配団体からの報告を通じて確認しています。
⑤不正事案を受けて、資金分配団体の審査基準(例えば、利益相反関係にないかどうかのチェックをルール化する等)や、資金分配団体の選定そのものを見直す必要性について見解を伺いたいです。
→上記①、②の回答でも記載の通り、今回の事案を受けて、JANPIAとしては、再発防止策として、資金分配団体による実行団体の監督が適切に行われるよう、資金分配団体による事業進捗や資金管理等の定期的な把握等の取組が徹底されるよう対処していくとともに、休眠預金等活用制度における利益相反ルールについて、説明会や研修等の機会を通じて、関係者に改めて周知徹底を行うなどの取組を進めていくこととしています。さらに、JANPIAにおいて、本ルール通りに実行団体選定が行われているかどうかについて定期的に点検を行い、不適切な事例があった場合には速やかに是正するなど対策を講じていくこととしています。ご指摘の資金分配団体の審査基準等については、再発防止策の効果等も踏まえつつ、引き続き、必要に応じて改善措置を図ってまいります。
≪全体的な感想≫
自浄作用が働く回答とはとても思いませんでしたが、皆さんはどのように感じられましたでしょうか。休眠預金活用事業は引き続き悪用や利益相反行為の疑いが起きていないか注視していく必要があると感じています。
最後に、浜田聡議員より提出に至った休眠預金活用事業に関する質問主意書をご紹介します。(私が案を作成した主意書もいくつかあります。)
休眠預金等活用法に基づく休眠預金活用事業の利益相反に関する質問主意書:参議院
私有財産を扱う休眠預金活用事業に対する国民の理解に関する質問主意書:参議院
何かお気づきのことがある方は、お気軽に下記より浜田聡事務所までお問い合わせください。