【ＮＨＫ問題】ＮＨＫと地上契約をしている世帯に、必要でなくとも定期的に衛星契約の案内を送っている

浜田聡事務所へ下記相談がありました。

【内容】

突然の DM 失礼致します。NHK のことで気になる動きがあり、どこへ伝えるべきなのか考え、合っているかわかりませんが浜田議員に初めてこの件を送ることにしました。
北海道だけなのかわかりませんが、今年に入ってから NHK で BS 放送の申込用紙を色んな世帯に送付しているようなのです。
NHK 北海道の番組と番組の間のちょっとした時間に地元の局アナが説明している動画が流れていることがあります。
その内容はもし衛星放送を受信できない場合はその申し込み用紙を送らなくて結構ですと伝えているのですが、昨今では色んな詐欺行為が起きている中で、NHK が正式な書類を送ってきた場合に、理解しないまま受信することができないのに申し込んでいるお年寄りなどがいないか危惧しています。
少なくともそういう説明があるということは衛星放送を受信することができない世帯にも申込用紙を送付していることがわかります。
実際に私の親戚の叔父が書類を見てもらいたいと言って、持ってきたのが BS 放送の申込用紙で、叔父の住んでいるアパートでは衛星放送が受信できないですから、申し込む必要はないと伝えたことがあります。
NHK がこのような申込用紙を送り付けて、BS 放送が受信できない世帯の方が申し込んでしまいBS の受信料を支払っていたら問題だと思うのですが、その問題の指摘や調査をしていただくためにどこへ連絡すればいいのか考えていました。
浜田議員なら他の議員が取り上げてくれないような問題をしっかり追求しているイメージがあるため、期待して送らせて頂きました。
もしかしたらすでに同様の問題について把握されているかもしれないとも思ったのですが、この問題の追求を考慮していただけると助かります。それではよろしくお願い致します。

これを受けて、浜田聡事務所よりＮＨＫ経営企画局へ質問を送りました。

【質問】

① 相談者の懸念点に対する見解を教えてください。
② 地上契約の方に対して、当該契約者が希望していないのに衛星契約の切替の申込書を送付することはありますか。あるのであればその理由を教えてください。
③ ②について、衛星契約の申込書を送る際にどのような案内文を同封しているのか、案内文の原本をお送り頂けますでしょうか。
④ ②について、衛星契約の申込書を送付し返送が届いた場合に、当該契約者へ「誤って契約していないか」電話等で確認は取っていますか。
⑤ ②について、送付することがある場合、現在地上契約をされている方で、本来衛星契約に切り替えるべき方はＮＨＫで推計を取られていますか。
（現在地上契約の方の中に、本来衛星契約にすべき方が相当数いらっしゃることを想定して申込書を送っているのだと思いますが、これはどの程度のものか知りたいです。）

ＮＨＫ経営企画局からは、先日下記回答を頂きました。

【回答】

① ＮＨＫでは、衛星放送を受信できない方が誤って契約書を返送しないよう、ご案内の文書の中で「衛星放送が受信できない場合、お手続きは不要」である旨を３か所に明記しています。また、衛星放送が受信できるか確認する方法をわかりやすくご案内するため、「受信確認のご案内」チラシを同封しています。相談者様の懸念も踏まえ、引き続き、丁寧な説明に努めてまいります。
② ＮＨＫの衛星放送が受信できる場合は、衛星契約への変更手続きが必要となります。このため、現在、地上契約を結んでいる方に衛星契約のご案内を送付しています。
衛星放送が受信できず、こうした案内の送付を希望されない場合は、お手数ですが最寄りの放送局までご連絡をお願いします。
③ 原本の写しをお送りします。
④ 電話ではなく、文書で衛星契約への変更手続きが完了した旨をお伝えしています。
⑤ そうした推計は行っていません。

つまり、ＮＨＫは、地上契約をしている世帯が本来衛星契約を契約しなければならないかどうかの確認を一切せずに、一斉に地上契約をしている世帯に衛星契約への切替の案内を行っており、さらに、書類が届いたからとよく確認しないまま届いた書類に必要事項を記載して送り返してしまうと間違っているかどうかの確認はされないまま、衛星契約を締結したことになってしまいます。地上契約のままで良かった方が誤って衛星契約をしてしまったという相談は何度か受けていますので、ＮＨＫから来た書類だから間違いない、早く送り返さなきゃ、、と思って衛星契約への切替をしてしまわないようにご注意ください。特にご高齢の方で誤って送ってしまう傾向があるようです。

▼NHK衛星放送に関するご案内（挨拶状・契約書）